Hot Wheels Launcher Pen

日本でミニカーといえばトミカがお馴染みのように、アメリカでミニカーと言えばHotWeelsなのですよ。で、コレはそのHotWheels(ただしHotWheels標準の1/64サイズではなく、更にミニサイズのマイクロカー)を射出するランチャー付きペン。

我々のような東洋の出っ歯メガネザルどもが三菱BOXYのノック部分でチンケなスーパーカー消しゴムをぴんぴん弾いてキーキーと貧乏たらしく遊んでいたのに対して、メリケンさんらは「Yeah!」「Wooo!」とか叫びつつ勢い任せにランチャーでHotWheelsをガンガン撃ち出すワケですよ。ま、この東西比較から導き出される結論は「日本人よりアメリカ人の方が、より馬鹿」ということだけですが。

ともかく、“射出”と“自動車”という、およそこれが嫌いな男子はいないであろう興奮要素をペンにプラスした、大興奮ステーショナリーです。


クリア素材のキャノピーを開けると、マシンチックなモールドの入ったペン軸の中にミニサイズHot Wheelsが一台収納されています。「ペンの中に意味の分からないミニカーが収まっている」という時点で胃弱な日本人はお腹イッパイ気味ですが、なんの、あちらの方々はこれぐらいじゃ満足しません。モア、ビッグマック、モアプリーズ。

さぁ、Hot Wheelsを取り出したらペン後端にセットして、スプリング内蔵のペン軸をギリギリギリギリと引き絞りましょう。ひ弱なジャップの腕力ではちょっとキツいぐらいの強力スプリングですが、マッシブアメリカンなら三歳児でも楽勝です。いや確かに年齢制限表記に「For Ages 3&Up」とありますから。マジすか。

いっぱいまで引いたら、あとは狙いをつけて手を離せば、鬼のような加速でHot Wheelsはカッ飛んでいきます。


ええと、極東の田舎イエローモンキーが口出しするようなことでもありませんが、やはりスプリングが強すぎるんじゃないでしょうか。Hot Wheelsミニ本体の軽さと相まって、まさに文字通り“カッ飛んで”しまいます。慎重に射線と車体を揃えて撃てばなんとかまっすぐ走ってくれるんですが、少しでも角度がずれたりなんかすると、発射した瞬間に横転側転織り交ぜてドンガラゴログシャと回転しながら目標めがけて飛んでいきます。こんな地獄スタント、高橋レーシングの人でも死ぬわ。

さすがに過剰パワーのことは作った人らも気になっていたらしく、ランチャーとペンの間に、ちゃんと別体のアブソーバ(黒いリング状のパーツ)がカマしてあります。プラパーツ同士をこの衝撃で叩きつけてたら、あっという間に壊れますからね。…って、気を遣う場所が違うような気もしなくはないですが。

HotWeelsブランドの文具全般を手がけている米国TARA Toys製。

 

入手時期:2006年1月

価格:$5.39

生産国:中国

販売元:TARA Toys



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