プッチ(生用)

一見しただけでは何に使うモノなのか全く特定できませんが、ともかくいかにも「特化しましたッッ!!」(挙手)的なナイスルッキン。
専用ツールとか無茶特化アイテム好きには見た目からしてもう辛抱たまらん匂いがプンプン漂ってきます。いいなぁ。意味ありげな「生用」というワードも専用感を盛り上げてくれます。何語だ、専用感。

片側はリング状に丸い穴が開いており、もう一方は鋭く尖った三角の刃、という完全変態ハサミ。これは何をどうするためのものなのかといいますと…

こうやって…

カット!

まさかそんなものが世の中に存在するとは思いもしなかった『うずら卵カット専用ハサミ』でした。…なんじゃそら。リングの中にうずら卵の頭をつっこんで固定し、三角の刃でサク、とリングから出た頭頂部をカット。

かつて私がうどん屋の厨房でバイトしていた時は、うずら卵の殻なんざ包丁でチョンチョンと切ってたものですが、まさかこんな専用ツールがあろうとは。いや、決して専用ツールが欲しいと感じるほどの作業じゃなかったような気はするんですが、もしかしてこの世のどこかに、手作業でうずら卵の殻を一日何万個もカットしなければならない職業があるのかも知れません。無いとは言えまい。こんなハサミが実在するんだから。それなら要るんだろうな、プロ用のうずら卵切りハサミ。

パッケージの能書きには「硬質(硬度58度)の刃によって殻をきれいにカットします」とか「特殊ステンレス使用でさびずに衛生的」などと、専用ツール好きの背筋をゾクゾクさせるような嬉しいことが書いてあります。
硬度58! どれぐらい硬いのかはわかりませんが、とにかく硬そうで、鼻息も荒くなります。うむ、うずら卵カット士(国家資格)はこういうプロ用の道具を使うんだな、きっと。うっとりです。

ちなみに私はプロではないので、上の写真の通り、あまり上手にカット出来ませんでした。殻、砕いちゃった。殻カットの力加減が思い出せずおっかなびっくりやったのが敗因でした。スピーディーにサクリと刃を入れるときれいにカット出来るようです。

ところで、ざるそばにうずら卵をつけるのって関西だけの風習ってほんと?

 

入手時期:2006年7月

価格:630円

生産国:日本

販売元:kanetsune(関兼常)



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