Lipglos pen

駄目文具や駄玩具なんかを集めていますと、ときたま背筋がゾッとするような感覚に襲われることがあります。例えば、お化粧ごっこ遊びセットに『対象年齢:1歳~』と書かれているのを見た時とか。女子の人らは、生後一年でもうオシャレ欲に目覚めますか。そらもう、脳の発育が遅い男子など、一生かかっても女子には勝てませんよ。

で、遠くアメリカでもその辺の事情は大して変わらぬらしく、男子が「いぇぁー、ペンに飴が入ってたら楽しいじょ~」と鼻孔から脳みそ垂らしてハシャいでる間に、女子はツヤツヤリップグロスをペンにくっつけて学校に持ち込み、ツヤツヤクチビルさんに変身してしまうのですよ。ひぇぇ恐ろしい恐ろしい。

ペン軸後端に付いてる、いかにもアメリカンなトッピングを施されたソフトクリーム型ケースをパカリと開けると、中にワックス状のリップグロスが入ってます。しかも、いかにも児童好きのするフレーバーがそれぞれ添加されており、「あ、これ子供用のオモチャなんだよね」とイヤでも思い出させられて、さらに鬱ポイント追加です。ちなみに紫の方が『ラズベリーシャーベットの匂い』、白い方が『チョコミントの匂い』だそうで。

……うぷ。私の中で“アメリカ人の納得できない味覚嗜好ナンバーワン”がチョコミントなんですけども。あとミントミルク。お前らそんなにミントが好きか。何でもとにかくミントか。そんなにミントが良いならミントさん家の子におなり。少なくともチョコとかミルクとかに入れるのは勘弁してください。あとリップグロスの匂いにするのも勘弁な。

いちおう「クチビルに塗ってほうらこんなにツヤツヤ。まぁこれがワタクシ?」みたいな写真も撮ろうと思ったんですが、こいつらの匂い嗅いでたら本気で気分が悪くなってきたので断念しました。

入手時期:2004年10月

価格:3$50¢

生産国:台湾

販売元:inkology



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