ぷれい★ステーショナリー

18歳未満はダメよ系エロフィギュアだったり真っ当な人間としてダメよ系フィギュアだったりを制作・販売しているSOLID THEATERから発売された、いささか特殊な“遊べて楽しい”文具三種です。
『#1 せろはんてーぷ はるみ』さん、『#2 えんぴつけずり くるみ』さん、『#3 けしごむけーす かすみ』さん、だそうで。…ふむ、なるほどそう来たか、という感じですね。いや正直なところ自分でも何にたいして「ふむ、なるほど」と呻っているのか掴めていないのですが、とりあえずそう言っておけば全方向に対して言い訳が立ちそうな気がしたので。

すでに言い訳する気満々か自分。

ちなみに通販で3体まとめて購入したんですが、想像以上に巨大なパッケージでドンドンドーンと届いたので、わりと慌てふためきました。せめてもうちょっと小さい包装にして「紙製品」や「化粧品」みたく周囲に言い訳しやすい品目名でお届けしていただけないものでしょうかSOLID THEATERさん。またしても言い訳するの前提で恐縮ですが。

ハコを開けると中から文具と取扱説明書(12P)が出てきます。
トップページから
「この説明書は、お客様と文房具の妖精さんとの会話形式で記述されています。ですが、紙面に書かれているのは、妖精さんの台詞だけ。お客様の台詞は存在しない? …いいえ、行間をよく御覧下さい。大切なのはイマジネーション。想像力です。夢見る瞳を凝らして見れば…ほら。妖精さんと言葉を交わす、お客様の台詞が…」
という無茶なトバし方をする紙製品を取扱説明書と呼ぶのが合法かどうかはとりあえず司法の判断を待ちます。いっそ違法になんねえかな。

 

#01 せろはんてーぷ はるみ

なんかエロいというよりはアスリートライクな姿勢から足の間を通して粘着テープを提供してくれるはるみさん。キャラ設定としては

■概ねオコチャマ。無邪気で天然。ボケ要員。
■あっかるい(明るく軽い)性格。
■頑丈。(くるみに)蹴られても蹴られても、ケロッと復活する。

という子だそうです。「文具にキャラ設定て」というツッコミはやめてください。ボクの脳内ではすでにツッコミ過ぎて手のひらの皮膚が擦り切れるぐらい突っ込みましたので。

はるみさんは優しい子なので、自分の股間に装着されたテープカッターでご主人様が怪我をしてしまった場合の会話まで取説にあらかじめ収録しておいてくれてます。
「あれ? 指から血が出てるよ?」
「テープを切る時、ケガしたの?」
「まかせて、はるみが、お手当してあげる」
「ぺろっ…ぺろぺろ…ちゅっ…」
「それ~♪ 痛いの痛いの、飛んで行け~♪」

なるほど、夢見る瞳さえ凝らせば、この行間にご主人様の台詞が見えてくるという寸法ですな。見えるだけなら良いんですが、口に出して読んでしまうと違法行為になると思います。

 


#02 えんぴつけずり くるみ

とりあえず形状自体がテープディスペンサとしての機能を持っていたはるみさんに対して、どちらかというと「ようじょの股間に鉛筆ネジ込みてえよう」という欲望ありきで設計されたと思しきくるみさん。こんな邪な企み、リアル世界で開帳すれば即逮捕ですが、文房具でなら平気です。まだ法整備されてないから。

ツンデレ気味なボクっ娘という設定のくるみさん、案の定というか当然のように取扱説明書内では肉文具扱いを受け辱められています。文具に人権が無くて本当に良かった。
「ほら、このアナに鉛筆を挿し込…ぅわぁン!」
「きゅ、急に入れるなッ」
「まったく、ヘンな声、出ちゃったじゃないかッ」
「や、待て。回すの待て。心の準備が、ボクまだ…」
「あああン! ま、まだって言ったのにィィィ!!」

と、なぜか小池一夫口調のくるみさんですが、事後はまた妙に子供らしくない床上手っぷりを披露してくれます。
「ハァ、ハァ…ぁ? ぉ、終わった、の…?」
「もう、強引なんだからっ…」
「うわ…こんなにたくさん…削ったんだ…」
「削りカス…いっぱい…」
「中に残ってるカスも…外に出さなきゃね…」

なんか処理の仕方が手慣れてますね。もしかしたらくるみさん、見かけがようじょなだけで、本当は愛染恭子なのかもしれません。未亡人下宿。


「だめっ、あの人が天国から見てるのぉ」と拒否する未亡人愛染さん。太もも内側の切り欠きは鉛筆削りを固定する用。

 


#03 けしごむけーす かすみ

「見かけはにこやかお嬢様だけど、台詞は真っ黒の小悪魔キャラ」という、果てしてそれはキミの機能的にはどうなん? という消しゴムケースのかすみさん。どこかで見たような意匠の消しゴムケースにまたがってます。


TOMBOWじゃなくてMANBOWのポヨケシ。「しっかりにぎってこすってね♪」というワードで消しゴムになんとかエロ臭を込めよう、という試みがなされています。力業だなぁ。

やはり、基本的に四角いゴム塊でしかない消しゴムに妄想主体で萌えだのエロだのを注入するのはかなり難易度が高かったようで、取説も前の二人と比べると比較的おとなしめ。擦られてアヘアヘ言うぐらいの基本ネタが精一杯です。しかも
「で、消すのは、どこなのかしら?」
「アソコ? あの書き損じ?」
「OK、ではアソコを擦りましょうか」
のような加齢臭ただようエロすり替えまで展開しての無理矢理ずく。出来ないなら最初から「いくらなんでも消しゴムじゃ無理です」って言えばいいのに。

とはいえ、いちおう消しゴムっぽさを活かした会話も入ってます。
「わかる? あたし不機嫌よ、不機嫌なのよ?」
「それもこれも、あたしを気軽に貸したりするから!」
「消しゴム、おニューだったのに…」
「最初に使って欲しかったのに~っ!」
「もう遅いわ! 好き勝手されて、ボロボロよ!!」
ああ、なるほど。このやり取りはかなり消しゴムっぽいですね。

 

入手時期:2007年2月

価格:各1980円

生産国:中国

発売元:SOLID THEATER



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