Fuchikeshi(フチケシ)

2003年のカドケシ発売以来、日本の消しゴム業界は「いかにカドか」ということを競い合ってきました。
いや競い合っていると言うと何かポジティブな力の作用を感じますが、正直なところ「いかにカドケシっぽく見えないカドケシを作るか」という駄目なチキンレースに他ならないんですが。

サンスター文具の【でるけし】をはじめパイロットの【パキッシュ】や【トライアングルイレーサー】、果てはシードの【ケシキューブ】なんてイロモノまでが「我こそが消しゴムのカド・オブ・カド」と名乗りを上げていた消しゴムカド戦争も、2005年末辺りを境に沈静化の方向に…と思っていたんですが、どうもボクが甘かったようです。さらに1年後の2006年末、100均ショップの文具売り場で発見してしまいました。

それが、ヒノデワシの【フチケシ】です。
パッケージには「フチとカドがたくさん」と惹句が踊っています。…あー。君な、駄目チキンレースとはいえ、ブレーキは踏めよ。この勝負は直接カドに当たったら負けというルールだと思ってたんですが、まさかこんな真正面から両手を挙げて当たりに行くヤツがいるとは。しかも今頃。びっくりです。

見た目は迷路感あふれるグネグネっぷり。これはいったいどう使えばいいんだろうか? とお悩みの方のために、パッケージ裏には丁寧な使い方ガイドが。

いやまぁご丁寧なこと痛み入る他ないんですが、口から出る感想は「ははは、ばーか」とかそういう乱暴なものになっちゃうのは何故なんでしょう。あと、これを喉に詰めてもウネウネとしたルートをたどって呼気が通りそうな気もするんですが、無理ですか。

 

入手時期:2006年12月

価格:100円

生産国:中国

発売元:ヒノデワシ



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