Silly Putty Pen

アメリカには、有名な二大馬鹿文具メーカーがあります。ひとつが解剖手術ペンモノポリーピンボールペンを出しているStylus社。そしてもう一社が、なんか不気味な粘体の詰まったこのペンを出しているNatural Science Industries社、略してNSIです。

簡単な見分け方として、グリップ部を妙なフィンで覆っているのがStylus。ペン軸の中ほどぐらいからネジってペン先を出す構造なのがNSI。例外はいくつかありますが、だいたいこれで分かります。今後、輸入雑貨の店などで馬鹿な文具を見つけたときは「ほほう、これはStylusの品ですな」などとパッケ裏も見ずに言えると、回りからの評価がガラリと変わります。「キモイ」とか「駄目な人」とか。

あと、Stylusは電機動力や液晶画面をペンに持ち込むのに躊躇しませんが、NSIはわりと頑なに無電動ギミックで勝負してきますね。今回の【Silly Putty pen】も無電動。というか単にSilly Putty(馬鹿パテ)という玩具をペン軸に乗せただけなんですけども。

この馬鹿パテ、アメリカで一時期流行ったねばねば玩具で、感触は練り消しに近いですが、延ばしていくとある一点でブツンと固く切れる感じ。丸めて地面に落とすと勢いよく弾んだり、鉛筆で書いた文字に押しつけるとカーボンを吸着して転写できたり、という遊び方をするようです。なんかよく分かんないですけど。

しかしアメリカ人、本当にネバネバが好きですねぇ。スライムなんかわりと途切れることなく定番玩具として売ってたりするようですし。だからといってペンとくっつけてしまうのは、さすがのアメリカでもベーシックじゃないような気はしますが。

 

入手時期:2006年1月

価格:$5.95

生産国:中国

販売元:NSI

 



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