ポケットザウルス(偽)

オークションで購入した、かなりヤバめなブツです。バンダイ ポケットザウルスの海賊版、っつーか、偽物。

4つセットでパッケージになってまして、内容を見る限り、2000年に再販された復刻版ポケットザウルスを、中国で型取りコピーしたもののようですね。オオイロペドン(12色鉛筆)がないのは、色芯収納ケースの凹凸部分がシリコン型取りでは抜きにくかったからじゃないかな、と推測。

他にも、カズリノサウルス(シャープナー)の鉛筆差込口の位置が180度違う(本物は喉元/偽物は足の裏に差し込み口がある)とか、それ以前にそこら中にバリが残ってて手に刺さるとか、パーツの合いが悪すぎて左右の半身がキカイダー並にずれてるとか、まぁ色々と本家との違いはあるワケですが…

…やっぱり、これが一番、偽だよなぁ。

あまりにも偽物すぎて、ツッコミが遅れてしまいましたが、とにかく今回の眼目は、このキングオブ偽ザウルスステープラなのでした。

本来この場所には、ホチキラトプス(トリケラトプス型ステープラ)が収まってなきゃイカンのですが…どうしたんだろうなぁ。 中国で苦労を重ねたおかげで角が取れたのか。その割には目つきが鋭すぎるような気もするし。ただひとつ言えることは、「あー、残念。コレはポケットザウルスじゃありませんよ、隣国の朋友」ということです。

正直なところ、ホチキラは、他のアイテムより型取りが辛いというようなモノ  でもないので、なんでこんな凶獣を代替品にせにゃならんかったのか、分かりません。

推測するならば、このなんたらザウルスとかいうシリーズをコピーするかぁ、という段になって、たまたま現物が手に入らなかった、と。でも「ラインナップにステープラ、あるらしいよ」とは聞いていたので、こんな感じかナ? と作ってみた、と。…まぁそんなトコロじゃないでしょうか。

しかし、基本的にキュートさを前面に押し出してるポケットザウルスのデザインを元にして、コイツを想像して作ったとしたら、その原型師の精神構造はかなり危険なことになってるような気もしますね。イドの怪物とか。

あと、一番上のパッケージ写真をクリックすると、パッケ裏+側面の写真も見られるようにしておきました。…こちらにも、僕たちの知らないイドの怪物が満載です。なるほど、心の暗黒面って、こんな形をしてるんだね。

入手時期:2003年9月

価格:オークション価格

生産国:中国

販売元:不明



コメントを残す